アメリカのロスアラモス研究所にあった
未臨界量プルトニウムの塊です。
直径89mmの球状で重さは約14ポンド(6.2kg)だったようですね。
アメリカの核兵器開発プロジェクト「マンハッタン計画」で、初期の原子爆弾の核分裂性コアとして製造されたものです。
炉心が実際に臨界点に近づいていることを確認するための1945年と1946年にロスアラモス研究所で行われた実験で、誤って一時的に臨界状態になり、それぞれハリー・ダリアンとルイス・スローティンという科学者が急性放射線障害で死亡しているんです。
その二人の科学者の命を奪った二つの実験の後、
このプルトニウムの塊は
「 悪魔の ・コア」
と呼ばれるようになったとか。
デーモン・コア