中学時分の頃


深夜に喉が乾いたので
水を飲みに台所に行ったら


電気の消えた
暗い台所のキッチン周辺に

真っ白な顔の女がいた。


ビビって血迷った俺は


「エクスカリバーァァァァ」

と叫びながら
手刀を女の脳天目掛けて振り下ろした。


多分お分かりの方も
居ると思うが

パック中の姉だった。






後で親父に
ライトニングプラズマが如し
拳骨を喰らった。





エクスカリバー(怪談)