で、なんで毎日毎日俺の所に来んだよ。

(ラギー先輩と距離を置くためです。レオナさんが言い出しっぺなんですから、協力して下さい!)

チッ、めんどくせぇな…

…だったら徹底的にやってやるよ。もうすぐラギーが購買から帰ってくる。おい、こっち来い。

(レオナさんが手招きをするので素直に近寄ると、突然力強く腕を引かれた。そのまま寝そべっているレオナさんの上に倒れ込み、腰を引き寄せられて更に体が密着する)

(ちょちょちょちょちょまって)

うるせぇ、大人しくしろ。
…愛しのラギー先輩を振り向かせる為だろ?

(レオナさんはどうも嫌味っぽく口角を釣り上げた。すると、腰元にあった手が太ももに下り、するりと指先で撫でられる。訳が分からずパニックになっていると、控えめに部屋の扉が開いた音がした。)

「…レオナさん?」

距離を置く