ちょ、っ!

(ラギー先輩に思い切り抱きつくと、大きくバランスを崩して2人でベッドに倒れ込んだ)

いって、なにすんだよ!速く退けっての…!

(ラギー先輩は肩を押して引き剥がそうとするが意地でも離れるもんかとお腹のあたりにしっかりしがみつく。しばらく私を押していた手がやがて諦めたようにぱたりとベッドに落ちる。)

…あ゛ー、もういい、めんどくせぇ。抵抗するのも疲れた。
もう好きにして下さい…

(ラギー先輩はベッドに大の字になって死んだ目で天井を見つめている)
(…少し可哀想になったので静かにラギー先輩の上から退いたが、ラギー先輩はしばらくそのまま動かなかった。)

思い切り抱きつく