っ、

(段差で躓き、大きくバランスを崩した。ラギー先輩は慌てて抱きとめようとしてくれたが、間に合わずそのままラギー先輩の上に倒れ込んでしまった。)

(…あれ?なんか今唇に…?)

だ、大丈夫ッスか、監督生くん…怪我はないッスか?

……

(ラギー先輩はしばらく黙っていたが、突然制服の袖口で私の唇をごしごしと拭った。)

…これでノーカンッス。

なんで拭いちゃうんですか!

事故チュー