監督生くーん?
ちょっと、また鍵開いてましたけどー?
参考書持ってきましたよー。
(夜、お風呂に入っていると、玄関の方からラギー先輩の声が聞こえてきた。そういえば、バイト終わりに参考書を受け取る約束をしていたのをすっかり忘れていた。しかも、グリムがまた鍵を閉め忘れて外出したらしい。咄嗟にお風呂から飛び出て、バスタオルを巻いて玄関に向かう。)
(す、すみません!お風呂入ってて…!)
あ、監督生く…、ッ!?
ちょ、なんちゅーカッコしてるんスか!?
風呂入ってんならわざわざ出てこなくたって…!
アンタ、マジで何考えてるんスか!?
っ、参考書ここに置いておきますから!じゃ!
(ラギー先輩は参考書を叩きつけるようにして置くと、そのままさっさと出ていってしまった)
玄関前にて