軍人「…よし。いいぞ」
(耳の裏にアザが認められれば、危険なB型のヴァリアントである可能性が高い。
当然○○はごく普通の一般人だったので、そんな作業何の問題もなく一瞬で終わった。
そのまま全員が引き上げていく。
よかった…そう安心しかけた時、いかにもガラが悪そうな男がどかっと無断でソファーに座った。)
軍人「茶も出せないのか?」
「…!す、すみません。」○○は慌てて台所に向かい紅茶を探していると、さきほどの部屋から軍人の愚痴が聞こえて来た。
”…全く…どこにいるんだ?そのB型とかいう奴は。目撃者もいないんじゃあ話にならん。
しかも唯一可能性のある手掛かりが耳の痣とかいうザルな…。”
”逆に痣がないA型はどう炙り出す?こっちも殺しといた方がいいだろうに。
全くややこしい…今日なんてこんな遠くまで駆り出されて収穫ゼロとは…本当にイラつくぜ。”
”…そろそろストレスの限界だな。こんなとこまできたんだ。少しくらい土産を貰っても問題ないだろう。あの女、ヴァリアントではないらしいが…”
”おい。勝手な事は慎め。”
”いいじゃねぇか。お前もやろうぜ?それが俺たちの特権だろうがよ。ヒヒ…”
”……。忠告はしたからな。”
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▼ところで…