(いつかプロシュートにされたように、両手で頬を包んで額を合わせた)
(地球上に存在する美という美を集めて人間の形にしたような、涙が出るほどの美しい生き物と、簡単にキスができそうな距離で目が合った)
プ「どうした?黙りこんじまって…
おまえが言い出したんだぜ、オレに何か言いたいことでもあったんじゃあねぇのか?
愛の告白なら大歓迎だぜ。
おまえの方からこんなに近くに来てくれるなんてな。
ほら、まだ一歩分距離があるぜ。オレの真似がしてぇんだろ?やるならとことんやりな」
(強めの語気とは裏腹に、匂い立つような色気を含んだ声で囁かれる)
(頬に添えられたあなたの手の上に自分の手を重ね、擦り寄ったかと思うと、掌に唇が押し当てられた)
(掌にプロシュートの吐息を感じ、頭の奥が痺れるような感覚が襲った)
近付く