仗「そんな立派なもんじゃあないっスよ。ただの自己満足っス。

もしクレイジー・ダイヤモンドが自分しか治せないスタンドだったら、おれは治っても周りの人間が痛いまんまなわけじゃあないっスか。そうなったらおれ、きっと腕がもげるよりも、足もっていかれるよりも、心が痛くて苦しいと思うっス。誰だって大事な人の苦しむ顔は見たくないでしょ?

おれはどんだけ怪我しても、最悪生きてさえいればどうとでもなるし。

それに…体の傷はいくら治せても、心にできた傷までは治せないんですよ。それには他の治療法が必要だ。
そうなっちまったら、おれじゃあどうすることもできねぇから…もどかしいんっスよねぇ」
仗助の傷の手当てをする2