吉「あれは美しい名画だね。子どもの頃に見たことがあるんだ。
本当に美しい…感動するよ。

思わず興奮してしまうくらいに…いや、何でもないよ。


君の手は彼女にそっくりだね。白く滑らかで美しい…爪の先まで理想的だ。

その優しい手で私の体に触れてほしい…なんて思うのはわがままかな」


(とろりとした目で見つめられたかと思うと、そっと右手を取られ、親指で手の甲を撫でられたり、人差し指で指の間をなぞられたりした)
(特におかしな部分は触られていないのに、なんだか背筋がゾクゾクした)
モナリザ