(大胆に曝された逞しい胸板にどきどきしながら触れてみる)
(胸筋というよりもう谷間だ)
(しゅごい)

(我を忘れてぺたぺたと触っていると、するりと頬に指が触れた)
(見上げると、可愛くてたまらないとでも言いたげな顔であなたを眺めるプロシュートと目が合った)


プ「どうした、もういいのか?
オレはオレで好きにやってるから、まだ触ってていいぜ。

こんなに可愛い生き物が目の前にいるんだ、愛でない方が失礼ってもんだろ」


(親指が目元を拭うように優しく滑る)
(そのまま頬を撫で、顔にかかった髪を耳にかけると、人差し指が輪郭をなぞって顎に降りてきた)
(離されるかと思えば顎をすくわれ、親指が唇をなぞった)
(吸い込まれそうな碧い瞳に、抵抗するのも忘れて魅入ってしまう)


プ「オレに触るのが嬉しいか?
オレもだぜ。こうしておまえに触れられる距離にいるのが何より心地いい。

いままで殺ってきたターゲットの断末魔や、体に染み付いた血の匂いも、おまえといる時は忘れられるんだ。

殺し屋に安らぎなんか笑っちまうだろ?

おまえはこんな汚ぇもんとは無縁でいてほしいんだ。
そのためにはオレたちとは関わらねぇのが一番だってのは分かっちゃいるんだが、オレが耐えられそうにねぇんだ。残念だったな。

まあオレが護るから、その辺りは心配ねぇよ。

面倒な男に捕まっちまったぜ。諦めな」


(あなたの髪を指にくるくると巻きつけて弄びながら、珍しく子どものような顔で満足そうに笑った)
プニキ続き2