露「僕の描いてる漫画だよ。ジャンプで連載してる。
もちろん読んだことはあるだろう?

…まさかないのかい?
失礼なやつだな。原作者とは親友なのに、作品を読んだことがないなんて…

しょうがないな、僕の家に単行本があるから読みなよ。
いいかい?今は気分がいいからそれだけで許してやるんだ。本当なら1週間ほど家政婦としてこき使ってやってもいいぐらいだけど、特別だからな。
最新巻を読破するまで帰れるなんて思うなよ。

…ついでに食料庫の掃除でもしてもらおうか。出版関係者からよくお菓子をもらうけど、甘い物なんて僕はそれほど食べないからね。ちょうどよかった。

なにやってるんだい、寒いからさっさと入りなよ。」


(こちらは一言も発していないのに、露伴の中ではなぜか勝手に話がまとまったらしい)
(岸辺露伴原作『ピンクダークの少年』を最新巻までしっかり読まされたが、紅茶と大量のお菓子を出してくれたので満足してしまった)
ピンクダークの少年