ジョル「ああ、なんて素敵な表現だろう。
日本語なら誰にもわからない…僕と子猫さんだけの秘密だ。
これなら仲間たちに邪魔されずに想いを伝えられる。

まるで世界に二人だけのよう、なんてキザったらしすぎますかね。

『子猫さん、あなたのことが好きです。
僕を…僕だけを見てください』

…冗談なんかじゃあありませんよ」


(甘く優しい声で囁かれたのは、慣れ親しんだ日本語だった)

(それからみんなのいる前でも時々日本語で愛を囁かれるようになった)
ハルノ1