(だがその日以降、聞川真の方から連絡を取ってくることはなかった)

(こちらから連絡を入れてみてもその返事は明らかに鈍く、やがてメッセージを読むことすらしてくれなくなったのである。電話をしようが家を訪れてみようが反応のなさは同様だった)

(聞川真はまるでこの世から消えてしまったかのようだった)

(信じると、本心からそう伝えたのに何故?)

(そんな疑問が頭には過ったが、答えは出ない)

(それに答えられる唯一の人物はひとりきりの世界に閉じこもったまま、何も応じてくれなくなったからである
記憶喪失バッドエンド:通じなくなった電話