(信じがたい。とてもじゃないがすんなりと受け入れられるような話じゃない。安っぽいファンタジーもいいところだ)

(だが、かつての自分は聞川真のこの話を信じたのだろう。だからこそ共にあったのだろう)

(ならば、今の自分が彼を信じない理由はないはずだ)

(聞川真を信じる。信じよう)

(その結論を彼に打ち明けた)

(聞川真はハッと目を見開いて、慌てたように顔を伏せる)



……ありがとう、◯◯…

(やがて掠れた声でお礼の言葉を告げてきたのである)


記憶喪失バッドエンド:僕を信じてくれて、ありがとう