……そうか

…そうかぁ…

……

…ほんと、なんだな

本当に全部、忘れちゃったんだな…

(聞川真は脱力したようにその場に座り込んでしまった)

(その最中、持っていたカップが彼の手から滑り落ち、ガシャリと音を立てて床に転がる。辛うじて割れることこそしなかったものの、中から溢れた飲み物が足元を濡らしてしまっている)
記憶喪失:全部忘れちゃった