えっ
いや、でも…
…それで、休まるんですか?ほんとに?
もしその、それで◯◯さんの疲れがとれるなら…俺は、うん…
……

えっと、どうぞ
上がってください
あの、先に部屋行って寛いでてもらえますか?
俺、お茶の準備と…頂き物の果物があったんでそれ切ってきます
少し時間掛かると思うので、暇だったら適当に本とか読んでて貰っても構いませんから
あ、確か蜜柑もあったと思うのでそれも持ってきますね。…前に何かの本で見たんですけど疲労回復にいいらしいですよ、柑橘系って
それで少しでも疲れ取れたらいいんですけど…

ちょっとだけ、待っててくださいね?
なるべく早く用意して持っていきますから
(そう言って彼は足早に家の奥へと消えてしまった)
(一方取り残された自分は、とりあえず言われるまま部屋に移動して彼を待つ)
(食べやすい大きさにカットした種々のフルーツと温かい紅茶。それと小ぶりの蜜柑を乗せたトレーを持った真くんが、最初に出迎えてくれた時と同じような表情でドアから顔を覗かせたのは、それからしばらく経ってからのことだった)