(その後もぽつりぽつりと届き始めたメッセージに困惑しつつも返信を重ね、やがてそれが楽しみに変わった頃。真はようやく自覚をした)
(どうしてあの時、あんな簡単な返事に時間がかかってしまったのか。それが分かったのだ)
(真の中にはまだぐらついてる自分がいたのだ。懲りもせず誰かに期待をして、助けて欲しいだなんて甘ったれたことを考えて、縋ろうとしている自分が、確かにまだ存在していたのだ)
(もう二度とごめんだと思ったくらいなのに、性懲りも無くまだ誰かに信じて欲しいと願い、誰かを信じたいと足掻いている自分がいたーーいることを)
(駄目だと思いながら後悔するに決まってると思いながら、しかしその時にはもう後戻りができなくなっていた。自覚した時にはすでに手遅れだったのである)
(ひとりきりの世界にこもっていた真の心に幼馴染が立てた小さな波紋は、もうとっくに大きなものへと膨れ上がってしまっていたのだから)
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