(だけど、もう無理だった)

(誰かの言葉が嘘だと分かってしまうことも。反対に紛れもない本音だと分かってしまうことも、怖くて苦しくて仕方がなかった)

(今の真にとっては自分を傷付けまいとする配慮の言葉すら、辛くて堪らなかったのだ)


誰かを信じられないのも、誰にも信じてもらえないのも、もう、俺は、ごめんだ…っ。


(その日を境に、ただでさえ狭くなっていた彼の世界は更に縮小することになった)

(学校に行くことはついにかなわなくなり、以前はまだほんの少しだけ残っていた母親との会話もぴたりと途絶えることになったのである)


寂しがりはひとりぼっちを望む12