(とある日の夕方。帰宅途中のことだ)

(真の家の前に見覚えのないシルエットがあることに気付いた)

(遠目でも分かるのはその人物が男性であること。明るい髪色であること。それからーー)

(なぜか真の家に向かって熱心に手を合わせているということだ)

(真剣なその様に、真の家は神社だっただろうか?と一瞬疑ってしまいそうになったほどである)

(彼が一体何者なのかはさっぱり分からないが、不審行動極まりない。あまり関わり合いにならない方が良さそうだ)

(だがしかし、気にかかることがある。拝んでいる対象が真の家だということだ)

(これが赤の他人の家であれば迷うことなくスルー案件なのだが、幼馴染みの家ともなるとさすがに話は変わってくるわけで)

(…どうしよう)


放っておけないため話し掛ける
やっぱり怖いからスルー
名乗るべき関係1