月、綺麗だよな

(……!)

(しばらく一人で月を見上げていると、背後から急に声が響いてきた)

(振り返ると、お盆を手に立っている真の姿が目に映る)



ごめん、驚かせたか?
…ふふ、見入ってたんだな

実際綺麗だもんな

あ、これお茶と月見団子
お盆ごと受け取ってもらっていいか?

お茶は熱いから気を付けてな

(差し出されたそれを受け取り、シートの上へ。真は、と視線を戻せば、何故か彼は部屋の中へと踵を返していた)

(やがてクッションと膝掛けのような物を手にこちらへと戻ってくる)


十五夜を君と/月見日和4