(掃除の最中、ベッドの下から出てきたものに真は唖然としーーそれが何かを理解した瞬間、一気に顔に熱が集まるのを感じた)

(思わずベッドの下へそれを再度押し込み、挙動不審気味に立ち上がる)

(…え、なに?何だあれ?…え?)

(……)

(……見間違い、とかじゃないよな…?)


(思考を巡らしながらうろうろと部屋の中を歩き回り、意を決して再びベッドの傍にしゃがみ込んでその下から先ほど押し込んだものを引っ張り出してみる)

(だが何度見てもどう見ても、それは成人向けの本に他ならなかった)

っ!

(ズボッ!と一度目よりも更に奥へと押し込んで、真は再び立ち上がる。落ち着きなく室内を動き回りながら、妙な熱でぐらぐらとし始めた頭を懸命に働かせた)

(…誰だ?誰が一体あんなのベッドの下に入れたんだ…?)

(父さん、は単身赴任中だ。違う)

(母さんは、もっと違う。…そもそも父さんもだけど勝手に俺の部屋に入ることはしないし…)

(と、なると……)


(そこまで絞れば答えはおのずと浮かび上がってくる)

(え、うそ、◯◯…?)

(そんなまさかと一度は脳内で否定してみるものの、状況からいってそれ以外には考えられないのだ)

(真が交流を持っている相手で、かつ部屋に入ることが出来る人間なんて彼女しかいない)

(そして考えてもみれば、その◯◯本人が昨日ベッドの下を覗き込んだ後、なにやら妙な動きをしていたのだ)

(彼女以外に、誰がいるだろうか)

(…なんで持ってるんだよ、なんでうちに持ってきちゃうんだよ、なんでよりにもよってそれを忘れていっちゃうんだよ…!)

ああ、もう…!
エロ本発見!