…お、どうした坊主?
ひょっとして迷子か?
(固まっている真の前にしゃがみ、歩いてきた人物ーー彼はそう問うた。一方問いかけられた真はといえば完全に硬直してしまっていて呼吸すら怪しい)
(いや。そもそもなんで彼がここにいる。というかしれっと迷子かどうかを問うたが、自分の存在はスルーか)
(というようなことを突っ込もうとし、ふと思う)
(ーー彼は、誰だ?)
(いや違う。知ってはいる。彼の顔は分かる。真の友達だということも分かる)
(だけど名前が分からない。友達だということは分かっても、彼らがどこで知り合って今どんな関係なのか、それが分からない)
(激しく混乱する思考に頭がくらくらとするような感覚を覚えていると、不意に先程までよりも強く服を引かれた)

こ、っち!はやく!
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