……

…第一声がそれか。なるほどなぁ

(そう言ったきり田中はしばし沈黙する。やがて顔の横に当てていた手を剥がすと、徐にこちらの頬に添えてきた。もう片方の手も同じように反対側の頬に触れてくる)

…◯◯

(そのまま軽く顔の角度を変えられ、田中と真っ直ぐに見つめ合う形となる。心なしか熱のこもっている見える瞳がこちらを覗き込んでいる。その中には、自分が映り込んでーー)

(と、次の瞬間。思いっきり頭突きを食らった)

(痛みと衝撃が額から爪先まで全身を駆け巡り、目の前がチカチカと明滅する。まるで星が散っているような感覚だ)

(不意打ちかつ容赦のない攻撃を喰らい、痛みに悶えているこちらの顔から田中の手が離れていく)



空気もろくに読まねぇ変態女はしばらくそこで頭冷やしてろ!ばーか!

(そう捨て台詞を残して自分だけさっさと部屋の中に戻ってしまった)


◎田中に壁ドンされる日がくるなんて…!