(しゅんとしつつそんなことを考えていると、視界の端で田中が麦茶の入ったグラスをあおっている姿が目に映る。結構な飲みっぷりだ)

(大方をお腹の中に収めたところでふうと息を吐き出した田中は、残りも僅かになったグラスをテーブルに戻した)

ーーあ

(……!)

(目測を誤ったのか、それとも手が滑ったのか)

(グラスはテーブルの端から転げ落ちてこちらへ。その弾みで中身が溢れ、服に引っかかってしまう。とはいえ被害は軽微だ。残量が少なかったことが幸いしたようだ)



うーわ…
悪ぃ、◯◯。ちょっと手が滑っちまって

多少とはいえ濡れちまったし、そんままじゃ気持ち悪いだろ
一旦家帰って着替えてこいよ
◎(お洒落してくればよかった…)