(25日朝。目の前で玄関扉が開き、真のお母さんが静かに家を出てくる。これから仕事に行くという彼女がこちらへそっと目配せし、中に入るように促してきた。それに小さく頭を下げて、堂々かつこっそりと真の家に侵入する。背後で扉が閉まり、鍵が掛かった)

(耳を澄ますと、キッチンの方向から何やら物音がする。これは好都合だと忍び足で廊下を進んで真の部屋へと向かう。ドアを開けて中に身を滑り込ませ、後ろ手にドアを閉めた)

(そのまま真っ直ぐベランダへ。角度的に部屋の中からは見えにくい位置に身を屈める。そこでようやくホッと息を吐く。ここまでは上手くいった。あとはこちらが飛び出す前に真に発見されないことを願うばかりだ)

(…そして、自分が凍える前に真が部屋に戻ってくることを祈るばかりだ)


…と思ったけど、やっぱり怒られるのでおばさん協力してくれないかな2