(いつものように出迎えてくれた真と、何気ない風を装いつつしばらくお喋り。隙をついて彼の頭にカチューシャを取り付ける。勿論例の狼耳カチューシャである)


うわっ

なんだこれ…猫?犬?の耳…?

もうっ、こういうの恥ずかしいからやめてくれよ


(気恥ずかしそうな顔で文句をいいつつ、つけたばかりの狼耳カチューシャに真が手を掛ける)

(…そういえば、自分はどうしてこれを「狼」の耳だと思ったのだろう)

(言ってしまえばこれはただの玩具である。チープな作り物である。にも関わらず、自分は猫でも犬でもなく何故かこれを狼の耳だと確信していた。ーーそれは、何故?今更ながらの疑問に襲われていた自分の耳に、困惑したような真の声が入り込んできた)


……あ、あれ?

あれ…え?

……

え、嘘、取れない…?

な、なんで?取れない…!

というか痛い、なんで…!?

◯◯、◯◯、ちょっと、今これどうなってる?

取れないんだ、これ…!


(困惑から焦りへと変わった彼の声にハッとし、急いで真に取り付けた狼耳カチューシャを見た)


@2023ハロウィン3