マスターさま。
どうして、ゴッホに……そういうことを聞くのですか…?

もしかしたらこれも戯れのおつもりかもしれませんけれど…
あなたさまは本当に、そうお思いですか……?
マスターさまが居なくなって、ゴッホが、平気、だと……本当に、お思いですか?


ゴッホは…わたしは、そんなこと、考えたくもない。
……そんなこと、考えるだけでどうかしてしまいそう。

マスターさま……だからこそ、ゴッホはあなたさまをお守りするのです。
あなたさまを亡くさないために…この手で守る為に……

弱くてもちっぽけでも、たとえ空っぽでも……この霊基の続く限り……それこそ、命に代えて。



あの、マスターさま、たまに弱気になるのは仕方ありません……
でも……、どうか、忘れないでいてほしいのです。

まず、第一にあなたさまと契約しているサーヴァントはマスターなしでは現界できない。

マスターが居なくなって平気なサーヴァントなんて……きっと、どこを探してもいません。
魔力のリソースとしてもそうだし……、心の支えとしてもです。
ましてや、全て……あなたさまに惹かれて契約したサーヴァントとなれば考えるべくもないでしょう……
私がいなくなっても平気?