マスターさまは……こんなゴッホのことを、すごく大事にしてくださる。
ゴッホを撫でてくださったり、抱きしめてくださったり……一緒にお話してくださるし、いろいろとうるさいゴッホの絵にも付き合ってくれて……



……ああ、なんだか泣いちゃいそう。

ウフフ……悲しいんじゃなくて、これはうれしさと有り難さからくる、感謝の涙です。
マスターさまにはホントによくしていただいて……ゴッホ、頭が上がらないです。

家族以外のひとに、こんなに大事にしてもらえたのははじめてかも。
マスターさまは、どうしてゴッホに、こんなによくして…………いえ、マスターさまはみなさまに、おやさしい方でしたね。

ウフフ、マスターさま……ゴッホも、恩返しができるように精いっぱいがんばりますね。
ゴッホの恩返し、ごき……いえ、適度にご期待ください。