エヘヘ…こんなこと言っても仕方ないけど……
マスターさまとはもっと、もっと早くお会いしたかったですね。

太陽が昇るより先にお会いできていたなら……
そうしたら、もっと綺麗なわたしを見せて差し上げられたのに。
きっと、その時であれば……こんな卑屈で陰気な化け物の姿ではなく……、…………

つぎはぎの化け物。
そんなわたしにクリュティエの記憶なんてないけれど……こうやって、後悔だけは、泉のように溢れてくるのです。

エヘへ…すみません。
マスターさまはわたしを喜ばせるためにおっしゃってくださったのに……こんなに暗くなっちゃって……
クリュティエ一筋