(背中から抱きついてもしっかりと受け止められる。羽織から太陽の匂いがしてそのまま鼻先を埋めると、上から穏やかな声音が降ってくる)

む、やはり君か!
そろそろ君が来るんじゃないかと思っていたから、正解だな!

(それにしても…と続けられた言葉とともに、煉獄さんの腰に回した手に手が重ねられる)

君の手は小さいな。
君は戦う者の手をしているが、それと同時に…俺が守りたい手でもある。

(最後の言葉が小さくて聞き返しても、笑顔が返されるだけだった)
背中から抱きつく