…眠れたな。

(眠りに落ちた彼女に安堵するも、しっかりと握られたままの手にどうしたものかと思いながら寝顔を見つめる)

おやすみ、◯◯。
どうか彼女に、俺の分まで良い夢を。


(隣で眠る訳にはいかないなと、彼女を起こしてしまわないように身体をずらして木棚に凭れかかると、握られたままの手を握り返してゆっくりと目を閉じた)
眠ってしまう前