………。

(涙ぐむとそれに気がついた煉獄さんが羽織を脱ぎ、それを頭から被せるようにかけられる。視界が陰るのと同時にあたたかいお日さまの匂いに包まれて、羽織の上からよしよしと頭を撫でられた)

--こうすれば誰も君の顔は見えないな。

泣きたい時は、素直に泣いてしまうのがいい
常に気を張っていることがよい事だとは限らないのだから。
涙ぐむ