(しまったと思った時には既に遅く、次の鬼の攻撃はどうしてもかわせそうにない…!思わず洩れそうになる助けてという言葉を、ありえないだろうとぐっと飲み込み急所を避けるべく身を捩った。

痛みは、こない。
…靡く羽織とともに炎が消えると眼前で鬼の頚がずるりと落ちる)



…怪我はないな!
鬼はもう一匹いる!

(ついてこい!という彼の言葉にまた救われてしまったと思ったが、その反省は後にしようと後を追った)
助けて