そんなに大きな声を出しては、喉を痛めてしまうぞ。
(せっかく伝えた彼に、冗談じゃないと伝えたくて必死になってしまう。すると今までとは違う、静かな声音が返ってきた)
君が冗談で言っていないことは、痛いほどよく分かった。
…そうであるのなら、俺も真剣に返さなければいけないな。

(そっと此方に伸ばされた手のひらが頬に触れる。しっかりと煉獄さんと目が合って、逸らせない)
--その時がきたら、俺からその言葉を伝えさせては貰えないだろうか。
今はまだ、言えない。
それでも君がいいと言ってくれるのなら、…待っていてくれ。