(何処にも行かないでと隊服の裾をぎゅっと握る。するとぽんと頭に手が乗せられて屈むようにして視線が合わせられた)

すまない、寂しい思いをさせてしまっていただろうか。
…確かに、傍に居られない日が続いていたな。

今日は任務もないし、一日◯◯の傍にいよう。
だから服ではなく兄と手を繋いでくれないか?

(その言葉に小さく頷くと、兄の手をぎゅっと握る。小さい妹のようなことをしてしまっているなと、気がついてしまえば顔が熱くなったが、この際兄に甘えることにした)

よし、いい子だ!
兄上、今日は傍にいてください