可愛らしい呼び方だ。

昔の…小さな頃の千寿郎を思い出す。
舌足らずながら、あにうえと慕ってくれた。
俺に妹というものが居たのなら、今のように呼ばれていたのだろうか。

(普段よりも落ち着いた声色と静かな動作で一度だけしっかりと頭を撫でられた)
きょうじゅろう