名前:姫宮ゆい子

常連のお客様44人

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オラァ、酒だ! もっと持ってこいや!



「わあ!? ちょっとタッくん、飲み過ぎ!」



うっせぇブス! テメェは黙って言う通りにしときゃイイんだよ! オレは客だぞ!



「これ以上はだーめ! て言うか何があったの?」



クソっ! クソ! あの女、貢がせるだけ貢がせてトンズラしやがって!



オレ、オレ初めて本気で好きになったのに……!



「今までタッくんが散々やってきたことだね。自業自得だね」



何だと!? テメェまでオレをバカにしやがって! 殺すぞオラァ!



「わっ」



「おい落ち着けよ! やめろって!」



「おいみんな! このバカボコって追い出そうぜ!」



「ちょっと皆さん、暴力は駄目ですよ~!」



「そうだよ。みんな落ち着けよ」



「そっちのアンタもだ。とりあえず水でも飲めよ」



何だよ若造! テメェなんかに何がわか……!



「わかるよ」



「オレだって……テメェの想いが届かねえ側だからな」



ンだよクソ! イイ子ぶりやがってよォ!



「話くらいは聞いてやんよ。色々吐き出した方が……」



「ラクになんぜ?」



クソ……クソがよ。



……飲み直すか。ゆい子、水!



「はいはい」