ゆい子ちゃんのことですか? ふふ、それはちょっと違うんですよね。
どう言うことかって? まあ実例を見た方がわかり易いでしょう。あちらの愚かしい男性達をご覧ください。

「オレさあ、ゆい子ちゃんにガチ告白しようと思うんだよ」

「ファッ!? マジかよ、テメェの顔一度でも鏡で見たことあんのか?」

「いや、オレもわかってんだよ! オレの顔が良くて中の下レベルってことはよォ!」

「下の下やぞ」

「とにかく聞けよ。ゆい子ちゃんってさぁ、そう言うの気にする子じゃねぇだろ。それに最近よく考えるんだよ。あの子ってオレに対して距離近くね?」

「いやいや、ゆい子ちゃんは誰に対してもそうだろ。馴れ馴れしさすら感じるくらい男慣れしてるって言うか……」

「でもよ、オレの話とかいつも楽しそうに聞いてくれてるもんよ! オススメのマンガ紹介したら次会った時にちゃんと読んできてくれたし感想会までしたぞ!
この符号の一致……絶対ェオレに気があるとしか思えねえ! 今なら告ればマジで行けるかも知れんぞ!」

まあこんな具合です。ゆい子ちゃんが素敵な人なのは誰の目からも明らかなんですけど、それなのに何故かいけそうな感じがするんです。
頭が凄く良いのにお堅いイメージを感じさせない緩い雰囲気を出してますし、何にでも興味を持てる好奇心旺盛な性格ですから話も広がり易い。オマケに物理的な距離も近い。
典型的な男性を勘違いさせる人ってところですね。ゆい子ちゃんへの理解が足りてないとあんな風に考えて玉砕する羽目になります。