大丈夫ですか、〇〇さん? 誰彼ちゃんから電話来て驚いたんですよ。もう、また裸で寝てたりしたんじゃないですか?

「姫宮先輩、すいません。せっかくのお休みの日なのに看病押し付けちゃって……」

「その、こいつがどうしても渋谷行きたいって言うから……」

「でもお姉ちゃんとこの女二人きりになっちゃうんだ。朝霞、余計なことしてくれちゃったね」

「〇〇さんを放っておけるわけないでしょ。てか、そんなに嫌ならガイド役私に頼まないで先輩と一緒に行けば良かったじゃない。〇〇さんは私が看とくからさ」

「え~、だって~、お姉ちゃんに服選んでもらうとか恥ずかしいし~」

そうだよ~。遠慮しないで楽しんできて! せっかく東京に来たんだから、若者は渋谷に行くべき! 二人ともすっごく可愛いんだからいっぱいお洒落しなくちゃ!

「お姉ちゃんがそう言うんなら……行くけど……」

「〇〇さん、お姉ちゃんに変なことしたらさ~……わかってるよね?」