名前:姫宮ゆい子

常連のお客様44人

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お会計の方が4,860円になります。丁度お預かり致します。

はい、こちらレシートと次回お使いいただけるサービス券でございます。またお越しくださ~い。


ぎゅっ……



「お、おおう、また来るよ、ゆい子ちゃん」



ん? あっ、お客様! 申し訳ございません、少々お待ちいただけると……


ダッ……!



「ん? 何だ何だ?」



はい。スマホ、席にお忘れでしたよ。


ぎゅっ……



「うおぉ、マジだ! 危ねえ、ゆい子ちゃんありがとな!」



どういたしまして。それではお気を付けてお帰りください。またのご来店をお待ちしてます!





「ぐへへ、ゆい子ちゃんに手ぇ握られちまった。2回も」



「あ? て、テメェ! わざとかこの野郎! だから会計もテメェが……!」



「ま、待て! 違うんだ、言い掛かりはよせ!」





「ゆい子ちゃんにとっては異性の手を握るなんてごく普通の行為なんですよね。こうして勘違い男子が量産されていくわけです」



「あれ、〇〇さんどうしたんですか? これくらいのことで嫉妬?」



「ふふっ、可愛いところもあるんですね」