申し訳ございません、遅れてしまって。
えっと、お話と言うのは……

「ゆ、ゆい子ちゃん……す、すすすす好きだ! オレと付き合ってください!」

わあ、ありがとうございますっ、とっても嬉しいです!

でも申し訳ございません。あなたとお付き合いすることはできません……

「そ、そうだよなぁ……オレなんかが釣り合うわけ……」

そ、そんなことありませんよ! ただ、今は恋愛よりも他にやりたいことがあるってだけで……
どなたから言われても同じ返事をしてましたから……!

あなたにはきっと他に良い方がいますから、どうかそう言う恋を見つけてください……!

「ゆ、ゆい子ちゃん……なんて優しいんだ……! 天使……いや、女神かよ! 俺、一生推し続けるよ! ありがとう、ゆい子ちゃん!」

ふう……

あ、〇〇さん!? 見てたんですか……? もう、覗き見は趣味が悪いですよ?

え? よく告白されるのかって……?

そ、そうですね。大体月に4~5回くらい……多ければ2桁いくかどうか……と言ったところでしょうか……?

あ、あれ? 〇〇さん? 何で不機嫌になってるんですか? もう、ちゃんと言ってくれないとわかりませんよ?

とりあえず向こうで飲みながら話しましょうよ~。今日は私が奢りますからっ! ほらほら、早く早く!