名前:姫宮ゆい子

常連のお客様44人

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不本意ですが……私が今まで付き合ってきた男性達がそう言われてます。



「いや、全部本当のことでしょ。中学の時の5人は無理矢理付き合うことを強要してきた癖に勉強も運動もお姉ちゃんには全然敵わなくてさ。
 それで周囲から釣り合ってないって言われたらお姉ちゃんに当たるようなどうしようもない奴らだったじゃん」



うー……でもあの年頃の男の子ならやっぱり見栄とかはあるものだと思うし……



「でも高校の時の3人はもっと酷かったから言い逃れできんくね?」



「そうそう。1人目はお姉ちゃんと同じくらい成績の良い優等生かと思ったら裏でいじめをしてストレス発散してるようなクズだったし……」



「そのいじめられっ子を助けたら今度はそいつと付き合うことになったんだけどそいつが曲者でゆい子ちゃんのトラウマなんだっけ?」



「そうそう。性癖が捻じ曲がった変態オタクでさ、お姉ちゃんにえっちなコスプレさせてたの。その上興奮してお姉ちゃんを押し倒しやがるから半ごろ……血祭りにあげてやったわ」



「表現が全然マイルドになってないわよ、黄昏」



「3人目は礼儀正しいワンコ系後輩かと思ったらヤンデレソクバッキーで同性と話すのにも嫉妬したり5分置きにライン送ってくるやべー奴だったわ」



「でも専門時代の男はまともだったんじゃないのか? 店長と揉めて殴ったのだってゆい子ちゃんがバイト辞めさせてもらえなかったからだし」



「そうなんだけど……でもどんな理由があろうと暴力は駄目だと思うの」



「アンタが言っても説得力ないわね」



「それは置いといて、最後は皆さんご存知。クズの中のクズ、キングオブクズの竹沢。ね? 見事に碌な男がいないでしょ?」



「おう、こうして振り返るとすげぇな。やっぱ地雷踏みの女王だわ、ゆい子ちゃん」



うぅ……もう好きに呼んでください……






「……と言うことは、地雷かつダメ男のオレにもチャンスがあるかもな。グヘヘ」