見知らぬ男の部屋に来て

もう29ヶ月経った気がする

ほだされそう

…近いな。

(彼の頬に触れた髪を掬い、指で撫でるように遊ばれている。
視線はこちらにあり、目を細めてずっと逸らさずに見つめてくる)

…綺麗な目だ。
その目で見つめられていると、まるで催眠にでもかかっているようだな…。

…俺の事だけを映していてくれ。
至近距離で見つめる