そうだったのか……?!
すまない、気付いてやれなくて。
熱はどの程度なんだ?
温度計は……、。
(自分で見る事もなく温度計を手渡すと、
彼の顔が真っ青になっていく……)
……思ったより熱が高い。
そう、だな……ああ、そうだ。
発熱用の薬がある。とってくるから、今は寝てろ。
ああ、水とタオルと……用意してくるから、いいから横になっていてくれ。
(結局、何度だかは教えてくれなかった……。
薬を飲んだあと丸一日眠っていたらしく、彼の姿は無かったが、
枕元にメモと栄養ゼリーと薬があった。
「起きたら食べてから飲むように」……らしい。
起きてみると、すっかり熱は下がっていた)
熱出た