あんまり乱暴なことはしたくないんだけど…

(不二君は私を壁際に立たせると顔のすぐ横に優しく手を置いた)

これでいい?

……あ

(慣れない様子で緩く首を傾げていた不二君だったが、何かに気がついたようで嬉しそうに声を上げた)


これ、こうしたらもっと顔が近くなるね


(腕を折り曲げ、いわゆる肘ドンの体勢になった)


クス……ボクはこっちの方が好きだな
君の赤くなった顔がよく見えるし