男の人を破滅させてしまうような妖艶な女性のことをそう言うみたいだね
古典で言うところの中宮…かな
前の母君にそっくりな女性…桐壺に、光の君は姉君のように慕っていた彼なんだけど、中宮様は光の君の断髪式前夜…つまり男の大人になる儀式だね。その際に決して顔を見せようとはしなかった。それが更に光の君の恋心に火をつけた……だからたくさんの女性を抱くことでその想いを誤魔化していたんだよ。
もしかしたら、中宮よりも愛する者が現れることを信じてね……
そして現れたのが紫の君だよ、彼女は中宮様の親戚に当たる方で顔立ちがそっくりだったんだよ
だから彼は彼女を攫って自分好みに育て上げたんだ
そう言う意味では紫の君も魔性かもしれないね…
ごめんね、古典のことになるとつい話が長くなってしまって…