ロイ「……
…どうした」子供「風船が
木に引っかかって取れないの!
大事な風船!」
母親「あら、ロイくん
ごめんなさいねぇ
うちの子ったら
諦めなさいって言ってるのに
聞かなくて…」ロイ「……わかった
少し待っていろ」(ロイは慣れた動作で木に登り
風船を持って飛び降りた)
ロイ「取れたぞ」子供「わぁい!
ありがとうお兄ちゃん!」
母親「流石勇者様だわ
ありがとうね、ロイくん
何かお礼をさせてくれないかしら」ロイ「…礼なんていらない」母親「そんな訳にはいかないわ
……そうだ、なら
これを貰ってちょうだいな」(母親はロイに金を手渡した)
ロイ「貰えない」母親「いいの、貰ってちょうだい
元ギルドにはお世話になってるから
それも含めて、ね?
さぁ、帰りましょうか」
子供「ばいばい!お兄ちゃん!」(そう言って一礼して去っていく親子を
ロイは呆然と見つめていた…)
(
やるじゃん!お兄ちゃん!)