焼き枕ーーーそれはある日本の地方で行われている文化である。
古来より北枕や南枕など、枕の位置は風水的な運気を有する。中には南枕の「別離」などといったマイナス方向の意味を持つときもある。それを払しょくするための儀式が「焼き枕」である。
主に引っ越し後などに過去の枕に関する風水運を取り除くために早朝、事前に申請した神社などでお焚き上げなどと同様にかつて使用していた枕を焼却してもらう。このことによって新しい運気を迎え入れて新しい門出を迎えようというものである。
ちなみに【枕を濡らす】と似た出典の言葉であり「かつての悲しみを二度と味わわぬよう、眠る時でさえかつてないほどに情熱に燃えるような姿」と言う意味の慣用句【枕を焼く】とは無関係である。
もちろん全部ウソである。