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名前:東奏学園器楽部

114回定期公演

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三島蒼は疲労していた。

なんのことはない自業自得である。一度天啓を得たら止まらず研究に没頭する。家で思索にふけり学校では研究に没頭する。部活の時間も休憩時間にはすぐに自分の世界に戻ってしまう。(参加しただけマシかしら… by副部長)


もはやこの一週間で何時間寝たか分からない。そんなことを考える気にもならなかった。









そのツケは研究が終わったころにやってくる。

ハイが終了したのだ。









(……体が、重い。)

(今、何時だ……?)








体が睡眠を求めても妙に目は冴えている。科学室の固い椅子と薬品でよどんだ空気はとても休める雰囲気ではなかった。もはやここまでか。ここまでがどこまでかはわからないがそのときーーーーー





あなたが科学室にやってきた。

あなたが入って来た瞬間





「-----……。」





蒼はあなたに抱き着いていた。







(……………………。)


(調律師君…。)


(…不思議だ、あれほど感じた気だるさがなくなっていく。いや、かき消されているというほうが近い感覚だ。)





気だるさが、体の重みがことごとく「幸せ」に塗り替えられていく。なくなったわけではないが確かに忘れさせてくれる。

安らぎの中で徐々に冷静さを取り戻していく。そして……


















今の自分の大胆な行為を冷静に分析できるようになった。
















「………………。」

「……おつかれ、調律師君。」




「……今のはその、忘れてくれ。」




もう一度抱き締める